Guiceの作者、Bob Lee氏への敬意と追悼の意を込めて

今年4月に、Guiceの作者であるBob Lee氏が悲惨な事件1の犠牲となり亡くなられました。氏のGuiceは、BEAR.Sundayだけでなく私のソフトウエア開発に大きな影響を与えてきました。この記事では、BEAR.SundayとGuiceの関連性、そしてBob Lee氏へのリスペクトと感謝の気持ちを綴りたいと思います。

Guiceの最初のリリースは2007年で、一方Ray.Diの最初のコミットは2011年2月に行われました。 BEAR.Sundayアプリケーションフレームワークの開発を開始した当初、私はそのコアとして堅牢なDIフレームワークが必要だと考えました。Guiceを最も優れたDIシステムと判断し、その概念や哲学をPHPに実現するためにRay.Diを開発しました。

Ray.Diは、数多く存在するPHPのDIシステムの中でも際立った存在です。私自身がRay.Diの開発と利用を通じて、オブジェクト指向、制約から生まれる創造性、進化可能性、そしてシンプルであることの価値を深く学びました。この全てにGuiceの精神の影響を強く受けています。

去年は多くの皆さんにGuiceの素晴らしい概念や哲学をよりアクセスしやすく、理解しやすい形で提供したいと考え、Guiceのマニュアルをほぼ移植して日本語化する試みを行いました。(このプロジェクトに協力していただいた皆さん、ありがとうございました)

https://ray-di.github.io/

BEAR.Sundayの開発に際して多くの判断が求められましたが、その中で最も価値ある決断の1つは、BEAR.SundayのコアとしてRay.DiをGuiceの設計に基づいて開発したことです。その設計哲学は10年以上にわたり、継続的に私にインスピレーションを与え続けてくれました。

Bob Lee氏とGuiceに対する感謝の気持ちを、今一度表します。

ありがとうCrazyBob!